ドラッカーと会計

ベストセラーで映画化もされた「もしドラ」がきっかけとなり、多くのドラッカー本が書店に積んであった頃、私が選んだ1冊は「ドラッカーと会計の話をしよう」というタイトルの本でした。
内容は飲食店をテーマにしたフィクションですが、その分読みやすくドラッカーの言う利益の本質を理解することができます。
一般的に期間損益計算の利益というのは企業業績の結果として共通した認識のもとに理解されておりますが、ドラッカーの言う「もうけ」は損益計算書の利益とイコールではなく、むしろその存在を否定しています。
管理会計のルールに囚われない経営分析の重要性を認識できる本だと思います。
臼井