夏のお菓子
今回は夏に旬を迎える二つの果物を使ったお菓子を紹介します。
まずは杏子のタルト。
日本ではあまりなじみがないかもしれませんがフランスでは広く愛されているお菓子です。
せっかく作るのならとフランスで使われている杏子を取り寄せて作ってみました。
まずは生地づくりから
バター、アーモンドプードル、砂糖、薄力粉、全卵、塩でクッキー生地を作り、その後にバター、アーモンドプードル、砂糖、全卵でアーモンドクリームを作ります。
型に敷いて杏子を皮付きのまま綺麗にたっぷりと敷き詰めます。
オーブンでじっくりと焼き生地に火が入って表面に少し焦げ目がつくくらい焼けばオーブンから出して冷まします。
冷ましている間に上掛け用の杏子のジャムを作ります。
ただタルトをきれいに見せるための艶出しではなく杏子のソースの様にさらに杏子の味わいを引き立たせるようなイメージで。
冷めて落ち着いたタルトに綺麗にジャムを塗れば完成です。
次はミルティーユのタルト
ミルティーユとはフランス語でブルーベリーのことをいいます。
今回は一般的なブルーベリーとは違い実の中まで紫色のビルベリーというものを使いました。
こちらもせっかくなのでフランスで使われているものをお取り寄せ。
先ほどのタルトと同じようにまずはタルトの土台を作ります。
少し違うところはこちらのタルトにはピスタチオのペーストを加えて少し雰囲気を変えています。
たっぷりのミルティーユを贅沢にこんもりと乗せてオーブンで焼き上げます。
その間にこちらでもジャムを作ります。アントシアニンたっぷりでとても濃い紫色がこの果物の特徴です。
焼きあがったタルトに塗れば完成です。
杏子もミルティーユも火を入れることによってさらに良さを引き出すことのできる素材だと思います。
僕にとってはこの時期になるといつも作りたくなるお菓子です。
あともう一つ紹介したい夏のタルトがありますがそれはまたいつかご紹介します。